クルマと楽器のまちの玄関口・JR浜松駅 スズキ、ヤマハの展示ブース一新

AI要約

浜松駅の改札内でスズキとヤマハが地元企業展示を一新。スズキは新型車両フロンクスを初展示し、ヤマハは楽器や音響製品を展示。

スズキのフロンクスはインドで製造され、49か国で販売中。日本仕様車は秋に発売予定。

ヤマハはゆびDE MUSICをテーマに、自動演奏ピアノやフィンガードラムパッドなどを展示。

クルマと楽器のまちの玄関口・JR浜松駅 スズキ、ヤマハの展示ブース一新

 JR浜松駅の東海道新幹線改札内の地元企業展示ブースが12日までに一新され、スズキとヤマハが新型車両や楽器など最新の製品・技術展示や体験コーナーを通じ、「ものづくりのまち浜松」を発信している。

 スズキは、主力市場インドで生産し、今秋をめどに日本で発売予定の小型SUV(スポーツ用多目的車)「フロンクス」の日本仕様車を初展示した。昨春のインドを皮切りに49の国・地域で発売している。

 展示車両はシルバー色のハイブリッド車。後方に向かって傾斜を描くクーペスタイルで、存在感あるフロントグリルなどとともに力強さと流麗さを両立させたという外観。開放した窓からボルドー色を配したシートなど上質感ある室内を鑑賞できる。「発売を前に、フロンクスを広く認知してもらいたい」(広報担当者)としている。サイズや価格は現時点で未公表。

 日本で昨夏発売したインド生産の二輪「VーSTROM(ブイストローム)250SX」も並ぶ。

 ヤマハは「ゆび DE MUSIC」をテーマに、指1本で体験できる楽器や音響製品4種を展示した。

 グランドピアノに自動演奏機能を搭載した「S6XーENPRO」は動く鍵盤のガイドに従ってメロディーを弾くとピアノが自動で伴奏する。フィンガードラムパッド「FGDPー30」は、動画で基本の8ビートのたたき方を紹介する。

 エフェクト(音色効果)による変化を楽しめる「シークトラック」、ボイスチェンジャーや効果音が体験できるライブ配信向けミキサー「AG08」も並ぶ。

 同社デザイン研究所の川田学所長は「クラブのような雰囲気の中で初心者にも楽しんでほしい」と話す。