病院の支出を10年以上自腹で立て替えか 市職員を停職3か月「決裁とらず契約、隠蔽するため」 正式な手続きのものも… 市「動機が分からない」

AI要約
四日市市の男性職員が10年以上にわたり病院の支出を自腹で立て替えたため停職処分となった。男性職員は会計担当として2つの業者に約263万円支払い、正式な契約手続きを踏まず契約を結んでいたことが発覚。男性職員は上司への決裁を取らずに契約を結んだことを隠すために自腹で支払っていた可能性がある。
病院の支出を10年以上自腹で立て替えか 市職員を停職3か月「決裁とらず契約、隠蔽するため」 正式な手続きのものも… 市「動機が分からない」

病院の支出を10年以上にわたり自腹で立て替えか。三重県四日市市の男性職員が停職処分です。

停職3か月の懲戒処分となったのは、四日市市保健所の50代の男性職員です。市によりますと男性職員は、市立四日市病院の会計担当だった2014年10月からことし3月にかけて、自動精算機の決済サービスを提供する2つの業者への支払い約263万円を自腹で支払った可能性があるということです。

市の聞き取りに対し男性職員は「上司への決裁をとらずに契約を結んだことを隠蔽するためだった」と説明しているということです。

また、この男性職員は診療報酬の電子請求に関わる回線使用料、約70万円も自腹で支払っていたとみられていますが、こちらは正式な契約手続きを踏んでいるため、市も動機が分からないと説明しています。