小松駅近でランウエー 地元学生がファッションショー 「サンコロナ小田」企画

AI要約

小松市観光交流センターでチャリティーファッションショーが開催され、地元学生がランウエーを歩く

繊維素材メーカーが能登半島地震の復興支援のため出張輪島朝市も開催

ファッションショーやワークショップ、朝市など多彩なイベントが行われ、地元を活性化

小松駅近でランウエー 地元学生がファッションショー 「サンコロナ小田」企画

  ●新幹線駅開業記念で復興支援 出張輪島朝市も

 北陸新幹線小松駅に直結する小松市観光交流センター「Komatsu九(コマツナイン)」で13日、チャリティーファッションショー(北國新聞社、北陸放送後援)が開かれ、地元の学生が華やかにランウエーを歩いて観客を引き付けた。新幹線駅開業記念で、同市の繊維素材メーカー「サンコロナ小田」が能登半島地震の復興支援のため小松から元気を届けようと企画。輪島朝市も出張開催され、大勢の来場者でにぎわった。

 会場には、東京五輪開会式用に歌手MISIAさんの衣装を手掛けた世界的デザイナー小泉智貴さんが訪れ、同社の極薄生地を生かし、土器などをイメージして制作したドレス2点を展示した。ファッションショーでは、小泉さんから助言を受けた金沢文化服装学院の学生が「色溢(あふ)れる未来」をテーマにドレス12作品を紹介。リボンをほどくと形が変わる作品もあり、学生モデルに観客がカメラを向けた。

 極薄生地を使い、クマの縫いぐるみ用ドレスやアクセサリーなどを作るワークショップも開かれ、公立小松大生が運営に協力した。ワークショップの収益は地震の義援金に充てられる。出張輪島朝市には海産物や輪島塗などを扱う7ブースが連なった。朝市のイメージカラーであるオレンジ色ののぼりも立ち、家族連れらが品定めした。

 駅前市民公園にはキッチンカーや飲食ブースが出店し、大道芸のパフォーマンスも行われた。

 小田外喜夫社長は「若い学生の力でファッションショーを盛り上げてくれ、多くの人に来てもらいありがたい。小松を活性化し、地元を元気づけていきたい」と語った。