成田空港ドラマ、国際映画賞 地上係員に光「空の港のありがとう」 働く魅力や交流描く 地元出身のSaito監督

AI要約

成田市の地元有志と吉本興業が製作した短編映画「空の港のありがとう」が国際短編映画祭で受賞。成田空港で働く魅力を描くストーリーで、観光庁長官賞を受賞した。

主人公の地上係員が旅客との交流を通じてやりがいを再確認し、感謝の大切さを描いた作品。家族を巻き込んだストーリーも注目を集める。

映画は人の心を動かし、地域活性化に貢献する力があるとSaito監督はコメント。清水美砂さんも受賞に喜びのメッセージを寄せている。

成田空港ドラマ、国際映画賞 地上係員に光「空の港のありがとう」 働く魅力や交流描く 地元出身のSaito監督

 成田空港で働く魅力を描いて深刻な人手不足解消につなげようと、成田市の地元有志らと吉本興業が製作した短編映画「空の港のありがとう」(YukiSaito監督=同市出身)が、米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024」で受賞した。広告映像部門「BRANDEDSHORTS」の観光映像大賞観光庁長官賞に輝いた。

 同作品は、成田空港で旅客案内を担う地上係員の主人公が、台風によるトラブルや貴重品紛失に見舞われた旅客との交流の中で見失いかけていたやりがいを再確認するストーリー。家族を巻き込んだやり取りを通じて「ありがとう」と感謝する大切さも描かれている。

 吉本興業によると、同部門には世界の企業や団体から集まった747本の応募作品から35本がノミネート。観光庁長官賞の最終選考に5本が残り、同作品が観光振興という観点で創造性や話題性が最も優れていると評価された。

 受賞についてSaito監督は「映画は人の心を動かす。『地元の映画を作るぞ!』と地域一丸となったエネルギーと成果が地域活性化に繋がると信じている」とコメント。地上係員を演じた俳優の清水美砂さんは「成田空港の皆さん、成田市の皆さん獲りましたよ! この素晴らしい映画を披露する機会を与えてくださり、ありがとうございます」とするメッセージを寄せた。