両陛下、能登の被災者が「安心して暮らせる環境が整うことを願う」

AI要約

宮内庁は11日、能登半島地震発生から半年が経過したことを受けて、天皇、皇后両陛下のお気持ちを明らかにした。両陛下は被災地の復興を願っており、喪失や困難に直面する人々に思いを寄せている。

両陛下は過去に2度、被災地を訪れて被災者を激励しており、一日も早い復興を願っていることが分かった。

被災地の人々が安心して生活できる環境が早く整うことを心から望んでおり、そのために支援を続ける意向である。

両陛下、能登の被災者が「安心して暮らせる環境が整うことを願う」

 宮内庁は11日、能登半島地震発生から今月1日で半年が経ったことを受けた天皇、皇后両陛下のお気持ちを明らかにした。両陛下は被災した人々が「安心して暮らしを送れる環境が一日も早く整うこと」を願っているという。

 側近が明らかにした。地震で家族や友人を亡くし、喪失の悲しみを抱えている人が多くいることや、今なお生活やなりわいの再建に困難を抱える人々が多くいるという状況を踏まえ、両陛下は「困難の中で苦労を続けておられる被災地の方々に心を寄せられている」(側近)という。

 両陛下は今年3月と4月、2度にわたり現地に足を運び、被災した人たちを見舞った。(中田絢子)