佐賀信金の30代職員が顧客の定期積金約400万円を着服 懲戒解雇に

AI要約

佐賀信用金庫の職員が顧客の現金404万円を着服し、懲戒解雇されたことが発表された。

職員は顧客から入金を受け取りながら偽造した預かり証を渡し、通帳を預かっていたという手口を使っていた。

着服した額の全額が返済されており、同信金は再発防止のためのチェック体制強化を実施している。

佐賀信金の30代職員が顧客の定期積金約400万円を着服 懲戒解雇に

 佐賀信用金庫(佐賀市)は12日、神野・高木瀬支店の得意先係の30代男性職員が約2年間にわたって顧客の現金計約404万円を着服していたと発表した。11日付で懲戒解雇とした。全額返済されていて、刑事告訴はしないという。

 同信金によると、職員は3月末まで本店営業部に所属。個人や法人など91の取引先から預かった定期積金153口座に入金する現金を着服した。顧客には通帳と銀行の入金データとの照合を行っていると偽り、偽造した預かり証を渡して通帳を預かっていたという。4月に異動後、発覚した。

 職員は、着服していた口座への穴埋めも繰り返し、穴埋め分を除く59万円はパチンコや消費者金融の返済に充てたという。

 同信金は「チェック体制を強化するなど、もう一歩踏み込んで再発防止に努めたい」としている。