"競技かるたの甲子園"を前に 宮崎大宮高校歌留多部「練習の量と質を信じてがんばって練習しています。あきらめないように」

AI要約

競技かるたの世界に身を投じる宮崎大宮高校の生徒たちが、全国高校かるた選手権大会への出場を果たす。

チームは5年ぶり26回目の出場を迎え、全国屈指の強豪校と競い合う決意を固めている。

厳しい猛暑日でも集中力を保ち、競技かるたの醍醐味を追い求めている。

連日、甲子園への切符をかけて高校野球が盛り上がりをみせていますが、今回は別の「甲子園」に挑む高校生についてお伝えします。

今月19日から「競技かるたの甲子園」とも呼ばれる「全国高校かるた選手権大会」が開催されます。

この夏、かるたに青春をかける高校生たちを取材しました。

■5年ぶり26回目の出場

激しく札を取り合い「畳の上の格闘技」とも呼ばれる、競技かるた。

汗をにじませながら、鋭いまなざしを向けているのは、宮崎大宮高校の歌留多(かるた)部の生徒たちです。

(主将 後藤咲陽子さん)

「小学校の時に、お父さんのお姉ちゃんに、百人一首を見せられて、そこから好きになって、大宮のかるた部に入って近江神宮に行きたいと思って、大宮に入りました」

創部40年以上の歴史を持つ宮崎大宮のかるた部。

先月行われた宮崎県予選の団体戦では準優勝し、今月19日からかるたの聖地滋賀県の近江神宮で行われる全国高校かるた選手権大会、別名「競技かるたの甲子園」への切符をつかみました。

宮崎大宮の出場は5年ぶり26回目。

今年の大会も全国から50校以上の強豪校が集結しますが、その中でも宮崎大宮は3番目の出場回数を誇ります。

(主将 後藤咲陽子さん)

「道具に頼らずに、どこまで強くなっていくのかというところが楽しいところかなと思います。目標は全国でベスト8に入ることです」

■36℃超の猛暑日「(歌の)音が聞こえないので、窓閉めています」

百人一首を用いる競技かるた。

試合は、まず、取札100枚の中から25枚ずつを自陣と敵陣に並べ、読み上げられる短歌の上の句を聞き、下の句の札を取り合います。

そして、相手の札を取った場合は、自分の札を相手に送り、札が先になくなった方が勝利となります。

上の句をいかに聞き分けるかが勝敗を左右する競技かるたにとって、大切なのが集中力。

この日、宮崎市は36℃を超える猛暑日でしたが…。

「(歌の)音が聞こえないので、窓閉めています」