高校野球福島大会きょう開幕 甲子園へ62チーム熱闘

AI要約

第106回全国高校野球選手権福島大会が開幕し、68校62チームが参加。大会はあづま球場をメイン会場にして開催される。

開会式では福島成蹊の佐々木陽大さんと福島の一条愛友花さん、本宮の早川美妃さんが重要な役割を担い、熱意を持って準備している。

各チームは本番を成功させたいと意気込みを持っており、選手や総合司会も最高のパフォーマンスを目指している。

高校野球福島大会きょう開幕 甲子園へ62チーム熱闘

 夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権福島大会は12日、あづま球場(福島市)で開幕する。開幕前日の11日には、同球場で開会式のリハーサルが行われ、関係者が準備を整えた。

 大会には連合5チームを含む68校62チームが出場する。12日は午前10時から開会式が行われる。開幕試合は福島東―小高産業技術で午後0時10分開始予定。

 日程は前期が12~18日で、後期が21~28日(移動日などを含む)。あづま球場をメイン会場に、白河グリーンスタジアム(白河市)、ヨークいわきスタジアム(いわき市)、あいづ球場(会津若松市)、牡丹台球場(須賀川市)で試合が行われる。決勝はあづま球場で28日午前10時開始予定。

 開会式の入場行進で先導役を務める福島成蹊の佐々木陽大さん(3年)は「自分のペースで一歩一歩しっかり歩きたい」と力強く語った。

 新チーム発足時から主将としてチームを引っ張ってきたが、最後の夏はメンバー外になった。「悔しい気持ちはあった」と言うが、金子淳監督に「先頭で歩いてやりきってこい」と言葉をかけられ、前向きな気持ちになれた。

 本番では多くの観客の視線を一身に浴びる。佐々木さんは「大会を成功させたい。与えられた仕事を最後までやりきる」と表情を引き締めた。

 開会式の総合司会は福島の一条愛友花(あゆか)さん(3年)と本宮の早川美妃さん(同)が務める。2人は「読み間違えをせずに、完璧に務め上げたい」と意気込んだ。

 夏の大会の開会式での総合司会を目標にしていたという2人。6月末に台本を受け取ってからは、自宅や学校でそれぞれ工夫を凝らしながら練習に励んできた。

 一条さんは「直前まで練習して選手を後押しできるようなアナウンスがしたい」、早川さんは「ゆっくりはっきり読むことを意識したい」と最高の声を球場に響かせるつもりだ。