大分県運転免許センターの学科試験が20言語に対応 ネパール語など外国人労働者らの要望受け追加

AI要約

大分県県運転免許センターは、運転免許の学科試験で対応できる外国語を20言語に増やし、県内で暮らす外国人の多様化に対応した。

対象は1種と2種の運転免許で、仮免許試験も同様に20言語に改められた。

この取り組みは日本人と結婚した外国人や海外から訪れた労働者などからの要望に応えるもので、受験当日に希望の言語を選択できるようになっている。

大分県運転免許センターの学科試験が20言語に対応 ネパール語など外国人労働者らの要望受け追加

 大分県県運転免許センター(大分市松岡)は、運転免許の学科試験で対応できる外国語を3言語から20言語に増やした。県内で暮らす外国人の多様化を踏まえた措置。これまでの英語、中国語、ベトナム語に、ネパール語やタガログ語、ウクライナ語など17言語を加えた。

 対象は、自家用の車やオートバイなどの運転で必要な「1種」と、バスやタクシーの業務で求められる「2種」。仮免許試験も同様に20言語に改めたが、原付免許は従来通り3言語のままとした。

 県警運転免許課によると、免許試験の多言語化は全国的に進んでいる。県内ではベトナム人技能実習生の増加を踏まえ、今年3月にベトナム語が追加された。県内の外国語での受験者は昨年676人で、全体の2%ほどだったという。

 同課は「多言語化は日本人と結婚した外国人や、海外から訪れた労働者らから要望が多かった。どの言語で受験するかは当日、申し込むことができるので、ぜひ活用してほしい」と話した。