中国船2隻が領海侵入 尖閣周辺、日本漁船追う

AI要約

第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船が領海に侵入し、日本漁船に接近する動きを見せた。

海保の巡視船が漁船の安全を確保し、中国艦船の進路を規制した。

尖閣周辺では連日中国艦船の活動が続き、警戒が強化されている。

 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺で10日午後10時20分ごろ、中国海警局の艦船「海警1303」「海警1105」が相次いで領海に侵入し、南小島周辺で操業する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。2隻は11日午前11時10分ごろから、相次いで領海外側の接続水域に出た。

 尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは3日連続、今年29日目。

 漁船には1人が乗船。海保の巡視船が中国艦船の進路規制などを行って日本漁船に近づけないよう警戒し、漁船の安全を確保した。

 接続水域では「海警1106」「海警1109」も航行している。中国艦船4隻は、すべて機関砲らしきものを搭載している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは203日連続。連続航行日数の最長記録を更新している。