尖閣周辺、中国船の領海侵入続く 今年29日目

AI要約

中国海警局の船2隻が沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返し、連続2日目の出来事。

中国船は機関砲を搭載し、日本漁船の動きに合わせて航行。巡視船が領海から出るよう要求。

尖閣周辺では203日連続で中国当局の船が確認され、2012年以降の最長記録を更新。

 第11管区海上保安本部(那覇)は11日、沖縄県・尖閣諸島周辺で10日に領海侵入した中国海警局の船2隻が、引き続き領海内にとどまっていると発表した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続で、今年29日目。

 11管によると、10日午後10時20分ごろから、2隻が相次いで領海に侵入した。いずれも機関砲のようなものを搭載し、日本漁船の動きに合わせて航行。領海から出るよう巡視船が要求した。

 領海外側の接続水域では、別の中国船2隻も確認された。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは203日連続。日本政府による2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。