中国海警局の船2隻が日本の領海内で約13時間航行 「遺憾」日本政府

AI要約

沖縄県の尖閣諸島周辺で中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入し、13時間航行したことに日本政府が抗議

中国海警局の船舶は尖閣諸島周辺の領海に侵入し、日本漁船に近づくも、13時間後に撤退

日本政府はこの行動を国際法違反として強く抗議し、速やかな退去を求める

沖縄県の尖閣諸島周辺で中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入しおよそ13時間航行したことについて林官房長官は「誠に遺憾だ」と述べ、抗議したことを明らかにしました。

【林官房長官】「中国海警局に所属する船舶が、尖閣諸島周辺の我が国領海に侵入したということは誠に遺憾であり受け入れられないと考えております。」

中国海警局の船舶2隻は、10日午後10時20分ごろに領海に侵入し、日本漁船に近づこうとする動きを見せ、およそ13時間後の11日午前11時10分ごろまでに退去したということです。

林長官は、「こうした活動は国際法違反であり、外交ルートで厳重に抗議し、速やかな退去を強く求めた」と述べました。

一方、海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が中国の領海を一時航行したとの一部報道については、「自衛隊の運用に関する事柄で、お答えは差し控える」と述べるに留めています。