結婚式で落下死亡のカメラマン 所属会社が安全措置怠った疑い 神戸東労基署が書類送検

AI要約

神戸市中央区のレストランで男性カメラマンが屋上から転落して死亡した事故に関して、安全器具を装着させなかったとして撮影事業会社と社長が労働安全衛生法違反の疑いで書類送検された。

事故は結婚式前の記念写真撮影中に起き、ハーネスなどの落下防止措置が怠られ、屋上に手すりがなかったとされる。

労働安全衛生法の遵守が求められる中、安全対策が不十分だったことが事故の原因となった可能性が浮上している。

 神戸市中央区のレストランで昨年11月、男性カメラマンが撮影中に屋上から転落して死亡した事故で、カメラマンに安全器具を装着させていなかったとして、神戸東労基署は9日までに、労働安全衛生法違反の疑いで、京都市中京区の撮影事業会社と同社の男性社長を書類送検した。

 書類送検容疑は昨年11月26日、2階建てレストランの屋上で結婚式前の記念写真を撮影していたカメラマンに対し、ハーネスを着用させるなどの落下防止措置を怠った疑い。屋上に手すりなどはなかった。同労基署は認否を明らかにしていない。