破魔矢を放ち「養老の滝」滝開き 岐阜・養老町、夏の行楽シーズン到来

AI要約

岐阜県養老郡養老町の養老公園にある養老の滝で1日、夏の行楽シーズン到来を告げる「滝開き」が行われ、修験者が破魔矢を放ち、観光客の安全を祈願した。

1924年に始まり、100年目を迎えた伝統の行事。町観光協会が開き、98回目を迎えた。

土砂降りの雨の中、山伏姿の修験者がほら貝を吹きながら登場し、破魔矢を放った。手筒花火と笹酒も披露された。

破魔矢を放ち「養老の滝」滝開き 岐阜・養老町、夏の行楽シーズン到来

 岐阜県養老郡養老町の養老公園にある養老の滝で1日、夏の行楽シーズン到来を告げる「滝開き」が行われ、修験者が破魔矢を放ち、観光客の安全を祈願した。

 1924(大正13)年に始まり、100年目を迎えた伝統の行事。町観光協会が開き、98回目を迎えた。

 土砂降りの雨の中、山伏姿の修験者がほら貝を吹きながら登場。読経に続き、護摩檀の四方と中央、鬼門に向けて厄を払う破魔矢を放った。滝つぼでは地元有志の手筒花火師衆「瓢(ひょう)」が豪快な手筒花火を披露。護摩壇の火で温めた不老長寿のいわれのある「笹(ささ)酒」が振る舞われた。

 中村一協会長は「町の美しい自然を残しながら、滝開き式も未来永劫(えいごう)続けていきたい」と話した。