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住職が熱湯の中に… 栃木・那須塩原の金乗院で「火まつり」 迫力の荒行、無病息災祈る
28日に栃木県那須塩原市で行われた火まつりで、約300人の参拝者が迫力ある儀式を見守った。
修験者による清めの儀式や護摩壇に火を付ける様子、湯加持や火渡りなどが行われ、参拝者から拍手が送られた。
参拝者の中には初めての人もおり、火渡りで悪い気が落ちたと感じる人もいた。
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荒行で無病息災などを祈る「火まつり」が28日、栃木県那須塩原市沼野田和の那須波切不動尊金乗院(こんじょういん)で行われ、小雨が降る中、約300人の参拝者らが迫力ある儀式に見入った。
長浜大法(ながはまだいほう)住職(67)や県外の修験者8人がおのや弓などを用いた清めの儀式を行った。その後、高さ約2.7メートルの護摩壇に火を付けると、周囲は瞬く間に熱気に包まれた。
長浜住職が熱した湯の中に入り、経を唱える「湯加持」では、参拝者から拍手が送られた。火伏せした護摩壇を素足で歩く「火渡り」は、修験者らに続き檀家(だんか)や参拝者も行い、家内安全などを祈った。
友人5人と訪れた同市南赤田、会社員渡辺春香(わたなべはるか)さん(39)は「初めて訪れたが迫力があり感動した。火渡りで悪い気が落ちた気がする」と話した。