「新型コロナ休業支援給付金」 約440万円を詐取した疑い 会社役員の男ら2人を逮捕

AI要約

会社役員と建設作業員の2人が共謀して新型コロナ休業支援給付金を不正に受け取り、440万円余りをだまし取ったとして逮捕された。

広島県内にある事業所に実際に働いていない女性を偽装し、新型コロナ休業支援給付金を6回にわたって申請していた疑いが持たれている。

広島労働局の相談をきっかけに事件が発覚し、警察は他の複数の共犯者がいる可能性を探っている。

「新型コロナ休業支援給付金」 約440万円を詐取した疑い 会社役員の男ら2人を逮捕

「新型コロナ休業支援給付金」で440万円余りを不正に受け取ったとして、会社役員の男ら2人が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、徳島県徳島市の会社役員の男(38)と、千葉県市原市の建設作業員の男(36)の2人です。警察によると、2人は別の女性(20代)と共謀し、2021年8月から2022年10月までの間、当時広島県内にあった事業所に、実際には働いていなかった女性が休業していると偽り、「新型コロナ休業支援給付金」を申請。6回に渡り合計約444万円をだまし取った疑いです。

2023年春頃、広島労働局からの相談で事件が発覚。警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。警察は、2人が別の複数の人物と共謀し、同様の犯行をしていたとみて、調べを進めています。

「新型コロナ休業支援給付金」は、新型コロナウイルス感染症やまん延防止措置の影響で、休業させられた労働者のうち休業中に賃金を受けることができなかった人を対象に支給されるものです。

新型コロナ休業支援給付金を巡る詐欺事件での逮捕者は県内初です。

《2024年7月1日》