コロナ雇用調整助成金670万円詐取か 会社役員逮捕 福島県・いわき東署
福島県警がコロナ休業手当詐欺で男を逮捕
男は休業手当の一部をだまし取り約670万円を入手
男の会社は総額3100万円の助成金を受け取っていた
コロナ禍で従業員を休ませた企業に休業手当の一部を補塡(ほてん)する国の雇用調整助成金をだまし取ったとして、福島県警いわき東署は27日、詐欺の疑いでいわき市常磐湯本町、会社役員の男(37)を逮捕した。
同署の調べでは、男は市内を中心に複数の美容室やエステティックサロンを運営する会社を経営している。2020(令和2)年3月から6月までの間、従業員が休業していないにもかかわらず、休ませたなどと福島労働局に虚偽を申請。約670万円をだまし取った疑い。
同署は福島労働局から昨年10月に届け出を受け、県警本部捜査2課、機動捜査隊の応援を得て捜査していた。捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていない。
同署によると、男の会社は、今回の容疑も含めて総額3100万円の助成金を受け取ったという。同署は不正受給の可能性があるとみて捜査を進めている。