佐野市新合地区で住民が参加し土砂災害防災訓練

AI要約

佐野市では土砂災害防止月間に合わせて防災訓練が行われ、想定された大雨警報の下で住民が避難訓練に参加しました。

初めて行われた新合地区の訓練には地域住民や行政関係者が参加し、全員が無事に避難を終えました。

訓練では避難所の設営や災害用ドローンの活用、ヘリコプターによる上空偵察などが行われ、災害時の対応が確認されました。

佐野市新合地区で住民が参加し土砂災害防災訓練

今月は土砂災害防止月間です。これに合わせて佐野市では29日、住民が参加して防災訓練が行われました。

訓練は佐野市に大雨警報が発表され大規模な土砂崩れにより集落が孤立したという想定で行われ、会場となった新合総合センターには防災無線を聞いた住民が次々と避難してきました。

新合地区で今回初めて行われた訓練には、地域住民120人をはじめ行政や警察、消防などから合わせ200人が参加し全員が無事、避難を終えると市長に報告が行われました。

佐野市では土砂災害防止月間に合わせ警戒区域にある地域を対象に毎年この時期に訓練を行っています

5年前の東日本台風では市内で住宅の全壊が6件、大規模半壊76件をはじめ住宅が損壊する被害が2千件余り発生しました。

参加した人たちは避難所の設営や土のうづくり、AEDの使い方を学び協力しながらいざという時の行動を確認していました。

また、災害用ドローンのほか、栃木県の消防防災ヘリコプター「おおるり」が上空からの偵察も行いました。