キューピットは札幌市 独自にマッチングサービス 婚姻10年で2割減

AI要約

札幌市が独自のマッチングサービスを始め、独身者向けに安心な出会いの場を提供する

出生率の増加を目指し、市内の婚姻件数減少を受けて取り組む取り組みで、人工知能を活用したマッチング機能も備える

さっぽろ結婚支援センターは道央12市町村に在住や勤務する18歳以上の独身者が利用可能で、24時間利用可能なサービス

キューピットは札幌市 独自にマッチングサービス 婚姻10年で2割減

 札幌市は結婚したい独身者向けにインターネット上で独自のマッチングサービスを始める。7月1日から登録を受け付ける。市によると、政令指定都市で同様のサービスを提供するのは初めて。市内の婚姻件数はここ10年間で2割減少しており自ら婚活事業に乗り出す。

 安心感のある出会いの場を行政が提供し、結婚を後押しすることで、出生率の増加につなげたい考えだ。市の合計特殊出生率は2022年に1.02と減少を続けている。独身者への調査で「出会いがない」「適当な相手にめぐり合わない」との意見も寄せられていた。

 サービスの正式名称は「さっぽろ結婚支援センター」。8月末までは登録のみとし、9月に実際のマッチングサービスを開始。市独自の事業で、札幌、小樽、岩見沢など道央12市町村でつくる「さっぽろ連携中枢都市圏」に在住や勤務する18歳以上の独身者が利用できる。年齢や趣味などから気になる相手を検索し、チャットでやりとりできる。検索履歴を参考に、人工知能(AI)を活用して相手を紹介する機能もある。24時間利用可能だ。