4月の百貨店・スーパー売上 4ヶ月ぶり悪化 天候や物価高が影響 実質賃金は25か月連続でマイナス 広島

AI要約

中国経済産業局によると、4月の県内の百貨店とスーパーの売り上げが前年を下回り、4ヵ月ぶりのマイナス成績となった。

百貨店では春物の衣料品が低調だった一方、スーパーでは物価高で食肉類が振るわなかったという。

物価の変動を反映した実賃金は25ヵ月連続でマイナスとなり、個人消費の低迷が懸念されている。

4月の百貨店・スーパー売上 4ヶ月ぶり悪化 天候や物価高が影響 実質賃金は25か月連続でマイナス 広島

中国経済産業局は4月の県内の百貨店とスーパーの売り上げが4ヵ月ぶりに前年を下回ったと発表しました。

発表によりますと4月の県内の百貨店とスーパーの売り上げは333億7100万円でした。これは前年同月比マイナス1.5%で、前の年を下回るのは4ヵ月ぶりだということです。

百貨店では、4月は雨やくもりの日が多かったため春物の衣料品などが低調だったということです。スーパーでは物価高で牛肉や豚肉などが振るわなかったそうです。

物価の変動を反映した実質賃金は、4月で25ヵ月連続マイナスとなっていて、中国経済産業局では「個人消費の低迷につながるかさらに分析が必要」としています。

中国経済産業局 実国慎一局長

「来月以降、個人消費の動向によって、実際低下しているかどうか、はっきり見えてくると考えている」

個人消費について中国経済産業局は「持ち直しの動きに足踏み感がみられる」と判断を据え置いています。