皆野幼稚園でカレーパーティー 大鍋に「おいしくなあれ」と声合わせる

AI要約

皆野町立皆野幼稚園で夏野菜の収穫祭が開催され、園児が育てた野菜を使ったカレーパーティーが行われた。

園児らは収穫した野菜を使ってカレーを作り、職員や保護者と共に料理を楽しんだ。

イベントでは野菜のクイズやエプロンシアターなどの出し物も行われ、楽しい時間を過ごした。

皆野幼稚園でカレーパーティー 大鍋に「おいしくなあれ」と声合わせる

 皆野町立皆野幼稚園(皆野町大字国神)で6月21日、夏野菜の収穫祭としてカレーパーティーが開催された。野菜の栽培を園児自身の手で行うことで、作物の成長に関心を持ち、収穫を楽しみ、食べる喜びを味わうことを目的に10年ほど前から毎年、行っている。(秩父経済新聞)

 カレーに入れる材料のジャガイモ、ニンジン、タマネギは園内の畑で育てたもの。観察や水やりをしながら育て、5~6月に収穫した。園児らは職員と保護者有志の「パパママ先生」協力の下、材料の皮むき、型抜き、デザート作りを行った。カレールーとデザートのフルーチェは、ハウス食品グループの食育活動「はじめてクッキング教室」の応援を毎年受けている。野菜とカレールーを入れた大鍋からいい香りがし始めると、園児らは「おいしくなあれ、おいしくなあれ」と声を合わせた。

 遊戯室に机を並べた園児31人は、年長組の出し物「野菜の〇×(マルバツ)クイズ」、職員のエプロンシアターを楽しんだ後、できたてのカレーを頬張った。野菜たっぷりのカレーはもちろん、年長組が育てた採れたてのキュウリも人気で、「おいしいね」「おなかがいっぱいになるまで食べるよ」と何度もお代わりする園児の姿も見られた。

 鈴木秀太郎園長は「自分たちで育て収穫した材料で、みんなで力を合わせて作ったカレーを一緒に食べる。学年ごとではなく園全体での共通の活動の機会にもなっている。一つ一つの体験が子どもたちにとって大切。カレーパーティーもいい体験になっている。今は園庭ではスイカも育てている。夏に年長組が川遊びをした後のスイカ割りに使えれば」と顔をほころばせた。