無許可で土砂搬入か 森林法違反容疑で男2人を逮捕 群馬・桐生市

AI要約

群馬県桐生市の鳴神山の保安林に無許可で大量の土砂を搬入した茨城県の土木工事会社の役員2人が逮捕された。

2人は県知事の許可を得ずに土砂を搬入し、森林法違反の疑いがかけられている。

警察は2人の容疑を否認しており、さらに土砂搬入元などを詳しく調べている。

群馬県桐生市にある鳴神山の保安林に無許可で県外から大量の土砂を搬入したとして、森林法違反の疑いで茨城県の土木工事会社の役員ら男2人が逮捕されました。

森林法違反の疑いで逮捕されたのは、茨城県大洗町の会社役員・深作良広容疑者、54歳と、茨城県つくば市の自営業・大里宏和容疑者、46歳です。警察によりますと、2人は今年2月から4月にかけ桐生市川内町にある市が所有する土地と民有地の2カ所に県知事の許可を得ずに大量の土砂を搬入した疑いがもたれています。一定量を超える土砂の搬入には、県知事の許可が必要ですが、およそ2500立方メートルの土砂が無許可で県外から運び込まれていたということです。

警察の調べに対し2人は、容疑を否認しているということです。警察は、深作容疑者が代表を務める茨城県鉾田市内の法人の立件も視野に土砂の搬入元などを詳しく調べています。この問題をめぐっては、県が2月に、業者に現状回復を命じる行政処分を実施しますが履行されず先月警察に告発状を提出していました。