遺留断念 医療大北広島市へ移転 当別町長「町としてダメージをいかに少なくするか…」議会で表明

AI要約

後藤町長は、北海道医療大学の北広島市への移転に慰留を断念する決定を町議会で表明。

道医療大は当別町のキャンパスや札幌市の大学病院を北広島市に移転させる方針を決めており、町の経済的打撃への対応策が焦点に。

後藤町長は町のダメージを最小限に抑えるための新たな方針を模索し、道が町をサポートする姿勢を示す。

北広島市への移転を表明している北海道医療大学について、当別町の後藤正洋町長は町議会で慰留を断念すると表明しました。

当別町 後藤正洋町長)

「北海道医療大学の北広島市への移転は止むを得ないものと判断し、大変残念ではありますが、慰留を断念することといたします」

後藤町長は、14日に開会した町議会定例会で慰留断念を表明しました。後藤町長は先月30日、道医療大の運営法人の理事長と面会した際、改めて移転の方針を伝えられ、慰留は困難と判断したということです。

道医療大は去年9月、当別町のキャンパスや札幌市の大学病院などを北広島市のボールパーク敷地内に移転させることを決めています。今後は、当別キャンパスの跡地利用や、当別町内の経済的打撃への対応策などが焦点となります。

当別町 後藤正洋町長)

「町としてダメージをいかに少なくするかという政策については、大学との協議も含めて、街づくりの方向性も新たにしていくという中で、克服していきたい」

道は町をサポートしていく考えを示しました。

鈴木知事「町としては苦渋のご判断だったんだと思います。そういう気持ちに寄り添える対応を道としてもしていかなければいけないと思います」