愛犬「小杏」散歩中にお手柄 掛川 倒れた男性を発見 飼い主に知らせる

AI要約

柴犬が散歩中に男性の命を救ったエピソード。

男性が倒れているのを発見し、病院に連絡した。

警察に感謝状を贈られた飼い主は、救助された男性と愛犬に感謝の気持ちを述べた。

愛犬「小杏」散歩中にお手柄 掛川 倒れた男性を発見 飼い主に知らせる

 掛川市沢田の逆川の土手沿いで、柴犬が男性の命を救った。散歩中に土手に向かってほえ、70代男性が倒れていることを飼い主に知らせた。男性は無事救助された。

 「ウォン」-。6月11日午後8時40分ごろ、同市細田の会社員鈴木喬太さん(32)は、おとなしい性格でめったにほえない愛犬の小杏(こあん、12歳、雌)の声に驚いた。土手の茂みを見ると、側溝に足をとられあおむけに倒れている男性を発見した。男性が病院名や「実家に帰りたい」と話したため病院に連絡した。

 その後、鈴木さんと小杏は、病院職員や掛川署員が駆けつけるまでの20分間、男性を見守った。鈴木さんがパトカーに場所を知らせようとその場を離れたときは、小杏が男性のそばに寄り添ったという。同署によると男性は当時市内の病院に入院していて、病院も捜索していたという。

 同署はこのほど、鈴木さんに感謝状を贈呈した。鈴木さんは「男性が無事で良かった」とほっとした表情を浮かべた。また、小杏に「さすがうちの子。褒めてあげたい」と話し、特別な日用のおやつをあげたことを明かした。