【辞職】町議会議員が公金を着服か… 理事を務めていた水利組合の積立金など200万円以上も 他に自治会連合組織の活動費着服の疑惑も 鳥取県伯耆町

AI要約

鳥取県伯耆町の町議会議員が農業用水路の水利組合の積立金を着服し、200万円以上を使途不明にしたため辞職した。警察の捜査が進行中。

元議員は、水利組合と自治会の会計を担当しており、両方での着服疑惑が浮上。自治活動費220万円も着服が発覚。

関係者や議長は、公金の横領に対して厳しい姿勢を示し、町民の信頼を回復する努力を強調している。

【辞職】町議会議員が公金を着服か… 理事を務めていた水利組合の積立金など200万円以上も 他に自治会連合組織の活動費着服の疑惑も 鳥取県伯耆町

理事を行っていた農業用水路の水利組合の積立金など200万円以上を着服したとして鳥取県伯耆町の町議会議員が辞職しました。警察は着服事件とみて捜査を進めています。

6月3日付で議員を辞職したのは、鳥取県伯耆町の元町議会議員、片岡千明 氏(71)です。片岡元議員は、伯耆町溝口などの用水路を管理維持する「溝口谷川水利組合」の理事を務めていましたが、関係者によりますと、片岡元議員が会計を担当するようになってから、通帳が開示されなかったため不審に思い調べたところ、用水路の維持管理費の積立金など200万円以上の使途不明金が確認されたということです。

片岡元議員は、5月中旬に開かれた組合の緊急理事会で着服を認めていて、6月3日に議員を辞職しました。

6月4日は、伯耆町議会の全員協議会が開かれ、勝部議長から、6月3日に片岡元議員が「一身上の都合」を理由とする辞職願いを受理したことが報告されました。

伯耆町議会 勝部俊徳 議長

「”公金”というのは、政治家であろうが個人であろうが手を付けてはいけないもの。私も含めてそのような金銭とか不祥事はあらためて心をひきしめて、町民の付託に応えるように専心努力したいと考えている」

黒坂警察署は水利組合から6月3日に相談を受けたとして、今後事実関係を詳しく調べていくとしています。

また関係者の話によりますと片岡元議員は、溝口地区の自治会の連合組織である”溝口連合区会”でも会計を担当していて、こちらでも自治活動費220万円の着服が確認されたということです。