「どこの病院でも痛みが取れない…」そんな人におススメな「東洋医学の名医」30人を実名紹介!

AI要約

東洋医学の名医や鍼灸師についての信頼性と重要性について紹介。

東洋医学の専門家たちの得意分野や実績について具体的に述べられている。

東洋医学を受ける際には、各医師や鍼灸師の特性や専門分野を理解し、適切な治療法を選択することが重要。

「どこの病院でも痛みが取れない…」そんな人におススメな「東洋医学の名医」30人を実名紹介!

 鍼灸や漢方と聞くと、どことなく「うさんくさい」と感じる人もいるかもしれない。しかしいま西洋医学の研究において、東洋医学があらためて見直されつつある。しかし東洋医学の名医や腕利きの鍼灸師の治療を受けたいと思ったら、どこに行けばいいのか。

 「鍼灸師は大学や専門学校で基礎的な治療法を学んではいるものの、ツボの選び方や刺激の与え方などは術者によって様々。西洋医学以上に、経験が物を言う世界です」(昭和大学教授の砂川正隆氏)

 大病院で著名な医師に診てもらっても症状が改善されず、困り果てて東洋医学に助けを求める患者は少なくない。最後の頼みの綱だからこそ、しっかりとした「本物の名医」を見極めたうえでかかるべきだろう。

 そこで本誌は、東洋と西洋、どちらの医学にも通じた専門家たちにアンケートを行い、「信頼できる東洋医学の名医・鍼灸師」を調査した。

 今回のアンケートで複数の医師が名前を挙げたのが、TKC BODY DESIGNだ。自身も怪我の治療のために通った経験があるという砂川氏が語る。

 「院長の曽我武史先生はスポーツ医療の分野でも名高い鍼灸師で、オリンピックチームやプロ野球のキャンプなどにも帯同した経験のある先生です。すぐに結果が求められるスポーツの現場で、的確な施術によってアスリートの痛みを和らげています」

 東洋医学を頼る患者の多くは、なかなか解決できない「痛み」に悩んでいる。そのなかでも腰痛や脊柱管狭窄症のスペシャリストと言われているのが、新潟医療福祉大学の粕谷大智氏だ。

 「もともとは東京大学医学部附属病院で鍼灸師をされていた方で、治療の腕はもちろん、症例が豊富でアカデミックな世界でも高く評価されています。粕谷先生の尽力によって顔面神経麻痺に鍼灸が効果的だとわかり、実際に診療ガイドラインも書き換えられました」(島根大学教授の大野智氏)

 東洋医学を専門にしている医師や鍼灸師であっても、当然ながらそれぞれの得意分野は異なる。明治国際医療大学の伊藤和憲氏が「内科系疾患のプロフェッショナル」と太鼓判を押すのは、福島県立医科大学会津医療センターの鈴木雅雄氏だ。

 「ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患を抱えている患者さんは、日常的に息切れで苦しんでいる。そういったケースに対して、鍼灸を用いた治療で効果を上げている方です」

 また多くの男性が悩んでいる下半身に関するトラブルも、東洋医学の名医の手にかかれば劇的に改善されることも夢ではない。

 「SR鍼灸烏丸の伊佐治景悠先生はとりわけ泌尿器に強く、勃起障害などを鍼灸で治療してきました。また東洋医学の知見を取り入れながら不妊治療にもアプローチされていて、研究熱心な先生です」(伊藤氏)

 「東洋医学」とひとくくりにされる鍼灸と漢方薬だが、体に作用するメカニズムは大きく異なっている。そのため、どちらの専門家もそろっている病院はそう多くない。とくに鍼灸治療を受けられる専門的な病院は限られている。

 「都内では、東洋医学研究所を併設している東京女子医科大学は定評があります。鍼灸は蛯子慶三先生、漢方薬は木村容子先生という2人のプロフェッショナルがそろっているうえ、スタッフの層も厚く、必要に応じて最適な治療法を選択できます」(前出・砂川氏)