【叡王戦第4局】戦型は4局連続角換わり「広さ対堅さ」伊藤七段が穴熊 藤井叡王は右王で対抗

AI要約

将棋の藤井聡太叡王(21)と伊藤匠七段(21)の叡王戦第4局が開催され、両者は角換わり戦を展開。序盤から緊張感が漂い始めた。

対戦成績は伊藤が2勝1敗であり、今回の勝負にはそれぞれの重要性が高い。勝者には初タイトルの可能性がかかる。

対局中に藤井と伊藤のおやつが明らかになり、プレイヤーそれぞれがリラックスした雰囲気を保っている。

 将棋の藤井聡太叡王(21)=王将を含む8冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第9期叡王戦第4局は31日午前9時、千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンターで対局が始まり、戦型は先手伊藤の角換わり腰掛け銀になった。両者の対戦で角換わりは4局連続。4月7日開幕の叡王戦は全局角換わりで、「角換わりシリーズ」として両者の思惑が一致した形だ。

 ここまでの対戦成績は伊藤の2勝1敗。伊藤が勝てば初タイトル、同時に藤井が20年のタイトル初挑戦から継続するタイトル戦の連続獲得記録22期がストップする。

 その重要対局で伊藤が55手目、動きを見せた。9筋の香を一つ上がって穴熊への組み替えを目指した。対して藤井は王飛接近の右王。「堅さ対広さ」の好対照な構えでも、中盤以降の戦いが注目される展開になった。

 午前10時のおやつは藤井がパラダイスマンゴープリン、水出しアイスティー、伊藤がエスプレッソコーヒー&チョコパフェ、水出しアイスティー。