「働かないと生活費が不足する」5割超…2024年「還暦」男女が“60歳を過ぎても働きたい”リアルな理由

AI要約

プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険が2024年に還暦を迎える男女を対象にした調査結果を発表。

調査では、60歳以降も働きたいと思う人が増加しており、その理由も生活費不足や健康維持などさまざま。

同社は人生100年時代における長生きの経済的リスクの高まりから、働き続ける意向が強まっていると分析。

「働かないと生活費が不足する」5割超…2024年「還暦」男女が“60歳を過ぎても働きたい”リアルな理由

 プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(東京都千代田区)が、2024年に還暦を迎える男女を「還暦人(かんれきびと)」とし、「2024年の還暦人に関する調査」を実施。その結果を発表しました。

 調査は2024年3月18日から同月21日、2024年に還暦を迎える1964年生まれの全国の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。2000人から有効回答を得ています。

 全回答者のうち、「59歳時点で就労をしている・していた人」(1553人)に「60歳以降、何歳まで働きたいか」について聞いたところ、最多となったのは「65~69歳まで」で、38.1%でした。65歳以降も働きたいと思う人(65歳以降の年齢を回答した人)の割合は80.8%、70歳以降も働きたいと思う人(70歳以降の年齢を回答した人)の割合は42.7%という結果となっています。

 過去の調査結果と比較してみると、「70歳以降も働きたい」と思う人の割合は、2022年が「36.5%」、2023年が「39.0%」、そして2024年が「42.7%」と上昇傾向が続いており、2024年は調査開始以来最も高くなったということです。

 なお、「59歳時点で就労をしている・していた人」で、60歳を過ぎても働きたいと思う人(1332人)に、「60歳を過ぎても働きたいと思う理由」を聞くと、最も多かったのは「働かないと生活費が不足するから」(56.1%)でした。次いで「健康を維持したいから」(47.5%)、「その歳までは元気に働けると思うから」(43.6%)、「人と関わりを持ちたいから」(35.7%)、「趣味やレジャーのためのお金が必要だから」(34.8%)と続く結果となっています。

 調査結果を受けて、同社は「本格的な人生100年時代を迎え、老後に必要となるお金が増加し、長生きの経済的リスクが高まった結果、生活に困窮しないように働き続けたいと考える人が増えているのではないでしょうか」とコメントを寄せています。