イタリアのトマトと日本のトマトはどこが違う?

AI要約

イタリア料理と日本料理のトマトの違いについて探求。イタリアのトマトは栄養価が高く、風味が濃厚で酸味が強い。一方、日本のトマトは甘みが強くみずみずしいものが主流。

トマトは南アメリカ原産の植物で、1492年にエルナン・コルテスによってヨーロッパに持ち込まれた。イタリアではナポリ周辺の土地で栽培され、世界的に有名になった。

イタリアには40種類以上のトマトがあり、地域や料理に合わせて様々な品種が栽培されている。イタリアのトマトの味は風土によって決まる。

イタリアのトマトと日本のトマトはどこが違う?

イタリア生まれのフード&ライフスタイルライター、マッシさん。世界が急速に繋がって、広い視野が求められるこの時代に、日本人とはちょっと違う視点で日本と世界の食に関する文化や習慣、メニューなどについて考える企画です。

イタリア料理といえば、皆さんの頭に浮かんでいるものがここから見えるよ。パスタとピッツァはもちろん、カプレーゼもミネストローネも真っ赤で、ひと口目からその美味しさで体が溶けちゃう気持ちになるのは僕だけではないよね? そう、トマトだ。今回はイタリアと日本のトマトへの旅をしようと思っているけど、約束はひとつだけ。信じられないトマトの現実がたくさん出てくるけど、驚かないでくれ!

まずはトマトの世界に入る前に言っておきたいことがある。僕はイタリアのトマトはもちろん好きだけど、生トマトを食べることよりトマトソースのパスタとピッツァに活かす方が好きで、恋に落ちているんだ!

イタリア料理で使われているトマトは、もともとは南アメリカ原産の植物だ。1492年、コロンブスの新大陸発見をきっかけに、トマトの旅は世界へと広がったけど、スペインの征服者エルナン・コルテスがヨーロッパに初めて複数のトマトの植物を持って帰ってきた。そこから、イタリアでも栽培されるようになった。

最初は観賞用として扱われていたけど、その独特の風味と栄養価の高さから、あっという間に食卓に並ぶことになったんだ。この中で特に、ナポリ周辺の土地で栽培されたトマトは、想像以上に品質が高くて世界的に有名になった! イタリアになかった植物がここまで活かされてトップクラスの料理になるなんて、嘘のようだけど本当の話だ。

もし「何種類のトマトがある?」と聞かれたらおそらくダラダラ汗をかきながらトイレに逃げるしかないだろう。実際、ネットで細かく調べてもわからないほどの種類の多さだ。イタリアにはサンマルツァーノ、ダッテリーニなど、料理や地域に合わせた多様な品種があって、イタリア料理と地中海料理で使われているトマトだけで40種類あるらしく、僕はそれも全部食べたことがあるかどうか、はっきり答えられない。

皆さんが気になるのは、具体的にイタリアと日本のトマトはどこが違うのか、だよね? ここは僕に任せてください。実はトマトの味は風土で決まる。イタリアの場合は、地中海性気候の太陽をたっぷり浴びて育つ。そのため、果肉が引き締まって酸味が強く、旨味が凝縮された濃厚な味わいが特徴だ。

日本のトマトは、品種改良によって様々な地域で栽培されているけど、イタリアのトマトのような独特の風味を出すことは難しいといわれている。高湿気、梅雨、台風の時期などもあって地理的にはここでしか採れないユニークなトマトともいえるね。ただ、近年品種改良が進み、今では甘みが強く、みずみずしいものが主流だ。