水菜は葉が溶ける前に即冷凍して!簡単な冷凍方法と活用のコツを野菜ソムリエが解説

AI要約

水菜を冷凍することで長期保存が可能である

凍らせる際には食べやすい長さに切って保存袋に入れるだけでよい

冷凍した水菜は加熱して食べるのがおすすめであり、茹でてから冷凍する方法もある

水菜は葉が溶ける前に即冷凍して!簡単な冷凍方法と活用のコツを野菜ソムリエが解説

暑い季節はサラダ、涼しくなったら鍋物と、年間をとおして大活躍の水菜ですが、冷蔵庫に入れておくといつの間にか傷んでしまい、葉が半透明になって溶けている…そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

でも、水菜は冷凍できるのです。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、水菜の冷凍方法と上手な活用のコツを教えてもらいます。

水菜を冷凍するのに難しい手順は必要ありません。水菜を洗って、食べやすい長さ(3~4cmくらい)に切って、水気をふいてジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れるだけ。

あとは冷凍庫に入れれば、1カ月ほど保存が可能です。短時間で凍らせたほうが保存性がよくなるので、できれば冷凍庫に入れる際に金属製のトレイなどに載せて入れると効果的です。

冷凍した水菜はどうしてもしんなりした食感になるのと、できるだけ加熱してから食べるのがおすすめなので、おひたしや煮びたし、そして鍋物などに使うのが向いています。

冷凍していることで火のとおりはかなり早くなるので、たとえばおひたしなら冷凍状態のまま10秒ほど、サッとゆがく程度でOK。鍋物に入れる場合も、凍ったまま最後のほうに鍋に投入するイメージでちょうどいいです。

水菜は茹でてから冷凍することもできます。沸騰したお湯で水菜を丸ごと、10~20秒ほど茹でて、冷水に取って冷まします。食べやすい大きさ(3~4cm)に切って、しっかり水気を絞ってから小分けにしてラップに包み、ジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて冷凍します。

生で冷凍する際も水気を取る必要がありましたが、茹でてから冷凍する場合はさらにしっかり水気を絞る必要があります。また、生で冷凍する場合は、凍った状態で使いたい量だけパキッと折ることが可能だったのですが、茹でたあとだと折りづらいため、はじめから小分けで冷凍しましょう。茹でてから冷凍する場合も、保存期間は約1カ月です。

水菜はシャキシャキした食感がおいしいのに、買ってきてしばらくするとシャキシャキでなくなるだけでなく、葉が溶けて食べられなくなってしまいますよね。でも、冷凍すれば保存期間を延ばすことかできます。

冷凍方法や調理のコツをおさえて、できるだけおいしい状態で水菜を最大限活用してくださいね。

■執筆/植松愛実さん

気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。

編集/サンキュ!編集部

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