【令和の米騒動】ふるさと納税の返礼品から米が消える!?ハッピーターンなど米菓子の値上げも・・・回復の見込みは?

AI要約

全国で深刻な米不足が問題となり、ふるさと納税サイトで米の返礼品が急上昇。受付停止する市町村も増加。

値上げの動きもあり、パックごはんや米菓子の価格が上昇。影響は今後の生活にも波及。

農林水産省によると、新米の出回りが進むことで、順次解消が見込まれている。

【令和の米騒動】ふるさと納税の返礼品から米が消える!?ハッピーターンなど米菓子の値上げも・・・回復の見込みは?

「令和の米騒動」とも呼ばれる深刻な米不足が全国で問題となる中、ふるさと納税サイトで米の返礼品の人気が急上昇。受付を停止する市町村も増えています。

また、パックごはんや米菓子の値上げも既に決定していて、今後の生活にも影響が予想されています。

ふるさと納税サイトの「さとふる」では、2024年8月の米の返礼品への寄付件数が、去年の同時期と比べおよそ2倍に増加。

また、2024年9月5日の「人気急上昇ランキング」では、上位20位の中に米の返礼品が6つもランクイン。

さらに検索ワードランキングでも4月から8月の5カ月にわたり米が1位を獲得するなど、その人気の高さが覗えます。この現象について、「さとふる」の担当者は・・・

さとふる 坂平由貴さん

身近なスーパーなどでお米が手に入りにくくなったことで、ふるさと納税でお米を求められる人というのが急増しました。

ただ、全国のお米のお礼品に多数の寄付申し込みが入っていて、受付の停止をせざるをえないという事例も相次いでいます。

こうした人気を受け、北海道の「JAふらの」では提供する返礼品のすべての米が「受付期間外」に・・・。

「さとふる」によりますと、8月の寄付件数は7月の14倍に急増したことから、受付を停止せざるを得なかったといいます。

こうした中、手軽に食べられると人気の「パックごはん」にも値上げの動きが。

「サトウのごはん」を販売するサトウ食品は、2024年12月2日出荷分から「パックごはん」全64商品を約11%~14%値上げすると発表。

JA全農のグループ会社も11月から「農協ごはん」をはじめとする7商品を10%~13%値上げするとしています。

また、亀田製菓では10月以降 ハッピーターンやソフトサラダなど米を原材料する17品目の値上げを決定。

品薄が続く国産米だけでなく、アメリカ産米の併用も増やしているということです。

さまざまな影響が出ている米不足。

農林水産省によりますと、今後は新米の流通が本格化するため、米不足は順次解消していく見込みだということです。