ふるさと納税受け入れ額、2023年度は新潟県が全国2位!1位は果物有名県

AI要約

2023年度の新潟県のふるさと納税の寄付受け入れ額が過去最高の12億1750万円となり、全国2位になった。新潟県外への寄付による県民税の減収や返礼品の経費を除いた実質的な収支も伸び、黒字を記録した。

山形県がトップの27億5402万円で、最下位は三重県の1043万円だった。全国の寄付総額は1兆1175億円に達し、新潟県もその流れを取り込む形となった。

新潟県は13のインターネットの仲介サイトで寄付を受け入れ、返礼品も1600品まで増やして需要を掘り起こした。寄付の動機には特産品や旅行券が人気だった。

ふるさと納税受け入れ額、2023年度は新潟県が全国2位!1位は果物有名県

 2023年度の新潟県のふるさと納税の寄付受け入れ額が過去最高の12億1750万円となり、都道府県として全国2位となったことが9月3日、新潟日報社のまとめで分かった。22年度は山形県、長野県に次いで3位だったが、長野を抜いた。22年度比3億8594万円の増加。新潟県外への寄付による県民税の減収(流出)や返礼品の経費を除いた実質的な収支も伸び、過去最高の2億4502万円の「黒字」で前年度から倍増した。

 金額は市区町村を含んでおらず、都道府県に対する寄付の受け入れ額。トップは 山形県の27億5402万円、最下位は三重県の1043万円だった。

 総務省の発表では、ふるさと納税制度による2023年度の全国の寄付総額は1兆1175億円となり、初めて1兆円を超えた。全体の「市場」規模が拡大する中、新潟県もその流れを取り込んだ形となった。

 新潟県は2023年度中に、受け入れの窓口となるインターネットの仲介サイトを六つ増やし、計13に拡大。寄付の動機付けとなる返礼品も1400から1600品とし、需要の掘り起こしを図った。

 新潟県によると、コメや日本酒といった県の特産品に加え、新型コロナウイルス感染症の5類移行で人的交流が活発化したこともあり、宿泊施設で使える旅行券に人気が集まった。