新米5キロで3千円「高すぎる」 農水省会議、コメ離れ懸念

AI要約

農林水産省が品薄のコメに関する会議を開催し、新米の店頭価格が過去最高の水準に達していることが報告された。

消費者からは高い価格に関する懸念が示され、価格高騰が続くとコメ離れが進む可能性が指摘された。

食品業界関係者は在庫不足を踏まえてコメの増産を要望している。

 農林水産省は4日、品薄となっているコメに関する会議を開き、出回り始めた新米の店頭価格が5キロで3千円を超えている現状を流通関係者が紹介した。昨年と比べ千円前後高い水準。出席者からは「高すぎる」との声が上がり、価格高騰が続けば消費者のコメ離れが進むとの懸念が示された。

 会議はコメ生産者などを集めた意見交換会。卸関係者は、2024年産米は仕入れ価格の上昇を反映し、23年産の1500~2千円前後から大きく上昇していると説明した。消費者が買い控えるようになれば、麺類やパンに消費が移ると危機感を訴えた。

 食品業界の関係者は、在庫不足を踏まえコメの「大幅な増産」を要望した。