コメ輸出、過去最高 海外需要拡大、国内では品薄 1~7月

AI要約

農林水産省は1~7月の農林水産物・食品の輸出実績を発表した。コメの輸出は前年同期比で増加し、需要が伸びたと報告された。

コメの輸出金額は29.1%増の64億6200万円、数量も23.0%増の2万4469トンとなり、過去最高となった。

政府はコメの需要拡大を目指し、輸出を促進している。2024年産米の生育が順調で品薄も解消される見通しが示されている。

 農林水産省は3日、1~7月の農林水産物・食品の輸出実績を発表した。

 このうちコメは、金額ベースで前年同期比29.1%増の64億6200万円、数量ベースでは23.0%増の2万4469トンと、いずれも同期間としては過去最高となった。日本食レストランなどでの需要が伸びた。

 政府はコメの需要拡大に向け、輸出を促進している。国内では品薄だが、年間需要量約700万トンに比べ輸出量はわずかだ。坂本哲志農水相は同日の閣議後記者会見で、「2024年産米の生育は全国的に順調。出荷も前倒しで行われる見込みだ」と説明、コメの品薄は徐々に解消するとの見通しを示した。