埼玉・川越に珍客 コウノトリ3羽が飛来 「良い縁起もたらして」

AI要約

埼玉県川越市にコウノトリ3羽が飛来したことが確認され、市内には記録が残っていないため極めて珍しい出来事である。

飛来したコウノトリは水田に降り立ち、元気に餌をついばんでいるという。個体識別用の足輪がついており、関係機関に問い合わせて調査が行われる。

コウノトリの飛来は地元で話題になり、周辺地域にも良い縁起をもたらすことが期待されている。

埼玉・川越に珍客 コウノトリ3羽が飛来 「良い縁起もたらして」

 埼玉県川越市は3日、国の特別天然記念物のコウノトリ3羽が飛来したのを確認したと発表した。同市環境政策課によると、市に残る記録にはコウノトリが飛来した記述がなく、極めて珍しいという。

 目撃者らの話によると、3羽は2週間ほど前から同市久下戸の水田に降り立ち、元気にくちばしで餌をついばんでいるという。性別や生まれた場所などは確認できていないが、個体識別用の足輪が付いているため、市が関係機関に問い合わせて調べるという。

 飛来した水田を所有者する吉敷賢一郎さん(55)は「2週間ほど前から野鳥愛好家のカメラマンが見つけて、話題になっていたようです。赤ちゃんを運んでくるおめでたい鳥の登場で、少子化に悩むこの地域にも良い縁起をもたらしてほしい」と話した。コウノトリは7月末、鴻巣市にも4羽が飛来していた。【仲村隆】