初代門司駅遺構の保存へ緊急要請 イコモスが日本政府などに

AI要約

北九州市の初代門司駅遺構の保存を求め、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)が緊急要請を出した。

イコモスは遺跡の価値を指摘し、北九州市の対応を批判。「世界にとって重要な文化遺産を軽視することを深く遺憾に思い、失望している」と述べた。

 北九州市の初代門司駅遺構の保存を求め、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)が日本政府や同市、JR九州などに緊急要請「ヘリテージ・アラート」を出したことが4日、分かった。

 要請文は「遺跡の価値は国際的な学会や組織によって広く認められている」と指摘。「世界にとって重要な文化遺産を、北九州市が軽視していることを深く遺憾に思い、失望している」とした。