N高・S高の生徒数が3万人突破…8年5か月で20倍に

AI要約

角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校が2024年9月2日に在籍生徒数が3万人を超えたことを公表。

N高等学校は2016年に開校し、生徒数は20倍に拡大。

N高グループに新しい学校が追加され、キャンパスも増設される予定。

N高・S高の生徒数が3万人突破…8年5か月で20倍に

 角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校は2024年9月2日、8月30日時点の在籍生徒数が3万人を超えたことを公表した。N高等学校は2016年に開校し、約8年5か月で生徒数は20倍に拡大したことになる。

 N高等学校は、インターネットと通信制高校の制度を活用した「ネットの高校」として2016年4月に開校。生徒数1,482名(2016年4月時点)でスタートし、2024年8月30日時点の生徒数は3万137人まで増加した。開校以来、ICTツールを活用したオンライン学習の環境づくりをはじめ、プログラミングや職業体験、各分野のエキスパートを講師に迎えて活動する起業部・投資部・政治部といった部活動、企業や各界の著名人を講師に招いた特別授業などのプログラムを通じて、生徒ひとりひとりが社会に出て活躍するための知識やスキルを身に付けられるよう、幅広い学習・体験の機会を提供している。

 N高グループ2校目となるS高等学校を2021年に開校。近年ではバーチャル学習を行う「普通科」の設置、普通科でのChatGPT-4を利用した専用AIチャットシステムの導入など、最先端のオンライン学習を拡充。さらに、年間1,000万円の運営予算を活用しながら生徒自身がさまざまな決済権限を持ち活動するN/S高生徒会の設立、生徒主体で企画運営を行うN/S高・N中等部の合同文化祭「磁石祭」の実施など、生徒の活躍の場も広がっているという。

 2022年にはイギリスの教育支援団体「T4Education」による「World□s Best School Prizes」(世界最高の学校賞)のInnovation(革新)部門においてTOP3に選出されるなど、オンライン学習だけでなく職業体験やプロジェクト学習をはじめ、ネットとリアルで多様な分野について学べる環境が評価されている。

 現在、2025年4月開校のR高等学校の準備をしているほか、2025年4月には新たに青森(青森県)・秋田(秋田県)・錦糸町(東京都)・徳島(徳島県)・大分(大分県)に通学コースのキャンパスを開設することが決定。2024年9月時点で全国31都道府県に合計69か所あるキャンパスが2025年4月には100キャンパスに増加予定となっている。