千葉・香取「発酵むすめ」にユーチューバーの石井優亜さん 10月の発酵食品サミットPR
千葉県香取市出身の人気ユーチューバー、石井優亜（ゆあ）さんが「発酵むすめ」に任命され、全国発酵食品サミットに向けて啓発活動を行うことが決定。
石井さんは地元のPR活動にも積極的で、発酵文化をPRするだけでなく、観光と街づくりにも貢献する意向を示している。
10月のサミットでは全国各地の発酵食品を集めた物産展や料理教室、特別ゲストのトークショーなどが予定されており、石井さんもイベントに参加する予定。
古くからしょうゆや酒などの醸造文化が根付く千葉県香取市は、同市出身の人気ユーチューバー、石井優亜（ゆあ）さん（28）を「発酵むすめ」に任命した。10月26、27両日に同市で開かれる「第14回全国発酵食品サミットinかとり」に向け、交流サイト（SNS）などで発酵文化の啓発活動を行う。
石井さんは県立佐原高に通った。大学時代には水郷佐原や香取市をPRする「ミスあやめグランプリ」に輝いた。現在は会社員として働きながら、全国を旅する様子をユーチューブチャンネル「ゆあちゅーぶ」で紹介している。
今月19日、伊藤友則市長は委嘱式で「これまでの経験やアイデアを発揮し、全国発酵食品サミットを大成功に導き、発酵と観光の街づくりに向け、一緒に盛り上げてほしい」と語った。
石井さんは「生まれ育った香取市の魅力を、全国の方や、インバウンド（訪日外国人客）にも伝えられるよう最善を尽くします」と応じた。利き酒師の資格を持つといい、「日本酒など香取市の歴史ある発酵文化をPRしたい」と意欲を見せた。今後、ゆあちゅーぶで発酵食品の試食も行う予定だ。
10月のサミットは同市の「みんなの賑（にぎ）わい交流拠点コンパス」などを会場に、全国各地の発酵食品を集めた物産展や、発酵食品ソムリエの資格を持つ講師による料理教室が開かれる。作家でエッセイストの阿川佐和子さんを特別ゲストに、トークショーもある。石井さんもサミットでのイベントに参加する。（松崎翼）
