【2024年版】シルバーウィークに見たい展覧会12選(西日本編)

AI要約

シルバーウィーク期間に西日本で開催される注目の展覧会を紹介。金沢21世紀美術館でのコレクション展や国立工芸館での工芸展など、多彩な作品が展示される。

金沢21世紀美術館では、能登半島地震の影響による長期休館からの再開を祝い、コレクション展が開催される。参加アーティストによる多様な作品が展示される予定。

国立工芸館では、工芸の技術的側面よりも作家の心象表現や社会との関わりに焦点が当たる展覧会が行われる。現代の工芸表現を提示する6名の作家が参加する。

【2024年版】シルバーウィークに見たい展覧会12選(西日本編)

今年のシルバーウィーク期間は9月16日(月)と、23日(月)というのふたつの祝日がお休み。ゴールデンウィークのような大型連休ではないですが、夏休みに見逃した展覧会や9月スタートの展覧会に足を運んでみる絶好のチャンスと言えるかもしれません。本記事ではシルバーウィーク期間(9月14日~23日)に西日本で開催される展覧会のなかから編集部が注目する展覧会を紹介します。

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能登半島地震の影響による長期休館からの再開を飾る本展は、同館の収蔵作品を紹介するコレクション展。イギリスの人類学者、ティム・インゴルドの著書『ラインズ 線の文化史』がインスピレーション源となっており、多面的で発展的な世界のつながりを作品を通じて示す機会となっている。参加アーティストは、横山奈美、エル・アナツイ、ティファニー・チュン、サム・フォールズ、大巻伸嗣、ジュディ・ワトソンなど。TABでは参加アーティストの大巻伸嗣と同展担当キュレーターの黒澤浩美へのインタビューも公開中。展示の様子はこちらのフォトレポートから。

会場:金沢21世紀美術館

会期:6月22日~10月14日

「何が表現されているのか」といったことよりも「どのようにこの作品が制作されているのか」という技術的な側面に焦点が当たることの多い工芸展だが、本展はむしろ作家の心象表現や社会との関わりに注目し、鑑賞者に新しい工芸の見方を提示することを試みる展覧会となる。参加アーティストは、布に針目を重ねた作品を制作する刺繍作家の沖潤子や、現代における「死生観」と「再生」をテーマにした作品を制作する髙橋賢悟ほか、現代の工芸表現を提示する6名の作家がラインナップされている。

会場:国立工芸館

会期:9月6日~12月1日