スーパーで食品を選ぶときに最も安い「底値」商品ばかりを選ぶ妻。本当に節約になっていますか?

AI要約

底値商品を買うことは家計の節約につながる可能性がある。

底値商品は通常特売や在庫処分の理由で価格が低く設定されている。

底値商品を選ぶ際には品質や栄養価も考慮し、普段から価格や特売サイクルを把握しておくことが重要。

スーパーで食品を選ぶときに最も安い「底値」商品ばかりを選ぶ妻。本当に節約になっていますか?

家計の節約を考える際に、できるだけ安い値段で食品を買いたいと考える方も多いでしょう。同じ商品で値段が一番が安いものを「底値商品」といいます。

そこで今回は、底値商品を買うことは節約につながるのかを考えてみました。実際に底値商品はどれくらい安いのか、底値商品を買うために普段から気を付けておきたいポイントについても解説していきます。

毎日の食事に必要な食品を底値で買うことができれば家計の節約につながるでしょう。

最も価格の安くなる底値は、特売や在庫処分などの理由で価格が低く設定されていることが多く、底値で商品を買うことができれば食費の節約に効果的といえるでしょう。

底値商品を選ぶことで家計にどれほどの影響があるのか、とあるネットスーパーの価格を参考にいくつかの商品を見ていきます。

【牛乳】

一般的な牛乳の価格は、ブランドやサイズによって異なりますが底値は1リットルあたり140円程度で提供されていることがあります。対して、中間程度の価格は約260円程度です。

一般社団法人 日本乳業協会によると、2019年の 日本における一人あたりの牛乳の年間消費量は、およそ31.1キログラムであるといわれています。ひと月で約2.6キログラム消費するとした場合、1ヶ月の牛乳の購入にかかる費用は底値商品では約364円、中間程度の価格の商品では約676円となります。

【パン】

食パンも底値では1斤200円程度で、中間程度の価格では250円程度で購入できます。6枚切りの食パンを毎日1枚食べた場合の食パンにかかる1ヶ月(30日と仮定)の購入費用は、底値商品では約1000円、中間程度の商品では約1250円となります。

一つ一つの商品では小さな金額の差でも、年間を通してみれば大きな金額の差になることが考えられます。

家計に大助かりの底値商品ですが、底値商品ばかりを選ぶことには注意点もあります。

まず、品質や味に妥協しなければならない場合があることです。また、栄養面でもバランスが取れない可能性があるため、全ての食品で底値商品を選ぶのではなく、栄養価や味を考慮する必要があります。

底値商品をうまく活用するために、次のようなことを普段から意識しておくといいでしょう。

・普段からよく買う商品の金額をメモしておく

・よく行くお店のチラシをチェックしお店の傾向をつかむ

・ポイントカードやクーポンを活用する

チラシなどに載っている商品は安くお得に感じますが、普段からよく買う商品の相場観をつかんでおくことが大切です。また、スーパーによって特売になるサイクルがある程度決まっている場合もあります。定期的に買うものがあれば、特売になるタイミングで購入するといいでしょう。