一人暮らしの自炊にまず必要なものは?絶対用意すべき調理器具・調味料と買い出しのコツ

AI要約

一人暮らしの料理の基本を紹介。外食やテイクアウトだと栄養が偏りがちなので、自炊が重要。

自炊のメリットとして安く健康的な食事を取れることを紹介。

34歳以下の働く単身世帯の食費が増加しており、自炊は効果的な費用節約方法。

一人暮らしの自炊にまず必要なものは?絶対用意すべき調理器具・調味料と買い出しのコツ

一人暮らしは、自分らしい生活を楽しむ第一歩。新生活への期待に心が躍る一方で、初めての環境には不安や疑問がつきものです。この連載では、「一人暮らしの○○の基本」をテーマに、一人暮らしの衣食住にまつわるさまざまなヒントをジャンル別にまとめ、紹介していきます。

第1回は「料理の基本」。前編となる今回は、一人暮らしアドバイザーで料理家の河野真希さんに、自炊を始めるにあたって用意しておきたいものや、買い出しのコツについて紹介します。

日々の仕事に忙しく、外食やテイクアウトのお弁当、惣菜を買って済ませることが多いかもしれません。しかし、それだけだとどうしても偏った食生活になってしまいます。

栄養が偏りがちな一人暮らしこそ、取り入れたいのが自炊。河野さんは自炊のメリットについて、「一番は安く健康的な食事ができること」と話します。

「外食やテイクアウトの食事に頼る生活を続けていると、食費が高くなるだけでなく、野菜不足やカロリー過多により栄養バランスも偏りがちです。その点、自炊をすれば食費を節約しながら、栄養バランスを意識した食事を取ることができます。

ご飯と汁物、おかず一品という一汁一菜スタイルにすると、必要な栄養が整いやすく、自炊も続けやすくなります。毎日のことなので、無理なく自炊を取り入れてほしいですね」(一人暮らしアドバイザー 兼 料理家・河野真希さん、以下同)

総務省統計局の「家計調査」(2024年)によると、2023年の34歳以下の働く単身世帯の食費は、外食やテイクアウトも含め1カ月で平均3万8668円。2022年の3万5014円と比較すると、月平均で約3500円も増加しています。

物価高騰の影響もあり、家計の負担が増加している昨今。支出の中でも大きな割合を占める食費を抑えるためにも、自炊は非常に効果的です。これまで料理をしたことがない人も、一人暮らしを機に自炊にチャレンジしてみましょう。