FPママが伝授! 8人家族で食材費月6万円の秘訣
橋本絵美さんは8人家族の食費を月6万円に抑える節約術を紹介。買い物頻度や量をコントロールすることで安定した食費を実現している。
食材を3日分ずつ買い、無駄をなくすために食材を使い切ってから次の買い物をする。食費の節約だけでなく環境にも配慮している。
買い物カゴ2つ分を目安にし、決まった食材を買うことで家計を守っている橋本さん。夫とも内容を共有し、食費のブレを防いでいる。
ファイナンシャルプランナーの橋本絵美さんは、8人家族の月々の食費を6万円に抑えているそう。驚きの節約ですが、その方法は実はとてもシンプルです。
今日から真似できるやりくり術を、橋本さんの著書『子ども6人FPが教える お金が貯まる・使える 紙1枚かんたん家計管理』より抜粋してご紹介します。
※本記事は、橋本絵美著『子ども6人FPが教える お金が貯まる・使える 紙1枚かんたん家計管理』(日本実業出版社)より、一部を抜粋編集したものです。
我が家は8人家族で、食材費は月6万円です。家計簿なしで、毎月この予算をキープしているというとFP仲間にも驚かれるのですが、コツは「買い物で決着をつけてしまうこと」にあります。ここでは、ポイントを4つ紹介します。
買い物に行く頻度を決めます。個人的には3日分ずつが一番おすすめです。1週間のまとめ買いだと、買い出しの日は冷蔵庫がパンパン、後半はだんだん食材が減ってスカスカと、食材に「ムラ」が出て、使いにくいためです。かといって2日分ずつだと、毎日のように買い物に行く手間が出てしまいますし、無駄買いもしやすくなります。
3日分なら食材の量もそれほど多くなくて済むので、冷蔵庫も小さくて大丈夫。我が家は8人家族でも、私の身長(148センチ)より小さい冷蔵庫です。食材を一目で見渡せて管理しやすく、これで十分。今後も大型を買うつもりはありません。
一定の頻度で買うことで、食費も自然と安定してきます。数日分ずつ買い、使いきってから次の食材を買えば、食べきれずに捨てるロスが出ません。食費の節約につながるだけでなく、環境にもいいです。
1回の買い物で買う量は、買い物カゴ2つ分を目安にしています。このぐらいあれば8人家族でも3日持ちますし、自転車の前と後ろのカゴで運べます。
買う食材もだいたい決まっていて、野菜はじゃがいも、玉ねぎ、にんじんを1袋ずつ。それにほうれん草などの青いものと、サラダ用のレタスやトマト。あとは肉と魚、卵や牛乳などです。内容と量をだいたい決めて、夫とも共有しているので、どちらが買い出しに行っても、食費が大きくブレることはありません。