太りやすいのはどっち? 「フライドポテト or チキンナゲット」【ダイエットクイズ】

AI要約

フライドポテトとチキンナゲットのカロリーについて比較。フライドポテトのカロリーはチキンナゲットよりも高いが、じゃがいものカロリーは鶏ひき肉よりも低い。

フライドポテトがカロリーが高い理由として、油の吸収率の違いが挙げられる。細く切ったじゃがいもは油を多く吸収するため、カロリーが高くなる。

ダイエット中の人はじゃがいもを大きめに切ることで油の吸収率を下げることができる。カロリーや健康を意識した食事の工夫が重要。

太りやすいのはどっち? 「フライドポテト or チキンナゲット」【ダイエットクイズ】

人が集まるホームパーティーや小腹が空いたときなどに、サクッと手軽に食べられ、子どもにも大人にも人気のフライドポテトとチキンナゲット。どちらも揚げ物なので、そのカロリーが気になる人も多いのでは? そこで今回は、この2品を比較したカロリークイズを出題! 食やカロリーに関する基本的な知識も身につくのでぜひ挑戦してみてください。栄養管理士の資格を持つライター川越光笑さんに解説していただきました。

フライドポテト

ハンバーガーチェーン店などでおなじみのフライドポテト。じゃがいもを油で揚げた料理ですが、じゃがいもの切り方や、塩やコンソメなどのフレーバーによってその種類は様々ですよね。今回は、ベーシックな細型カットの塩味のもので栄養価を計算。

チキンナゲット

チキンナゲットもフライドポテトと並ぶ、ファストフード店で定番人気のサイドメニュー。鶏肉に衣をまぶして揚げているので、外はカリッと、中はふっくらとした食感で、冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにも便利な一品。

子どもも大人も大好きな人気の揚げ物。カロリーはどちらが高めでしょうか? 正解は……? それぞれのカロリーと特徴を解説します。

鶏肉より、じゃがいもの方が太りやすい!?

フライドポテトとチキンナゲットはどちらも人気の揚げ物ですが、カロリーの面ではどちらも高めです。それぞれのカロリーをチェックしてみると、フライドポテト100gのカロリーは、237kcal。一方、チキンナゲット100gのカロリーは、205kcalです。じゃがいもを揚げたフライドポテトの方が、鶏肉を使ったチキンナゲットよりもカロリーが高いことに驚いた方もいるのではないでしょうか?

揚げる前の主材料でもカロリーをチェックしてみましょう。じゃがいも(皮つき、生)の100gあたりのカロリーは、約50kcal。チキンナゲットに使用する鶏ひき肉(生)は、100gあたり、約170kcalです(部位によっても異なります)。この時点では、じゃがいもの方がカロリーは低めです。

では、なぜフライドポテトの方がカロリーは高くなるのでしょうか? その理由は、油の吸収率(※)の違いです。一般的に市販のフライドポテトは、千切りタイプの細型が主流。小さい、細かい、凹凸があるなど表面積が大きくなると油に触れる部分が多くなるため吸油しやすくなります。

※吸収率=揚げる前の主材料(衣などは除く)に対する吸収量の割合のこと。吸収量=(揚げたあとの脂質量)-(揚げる前の材料の脂質量)

ということは、例えば、くし形切りなどじゃがいもを大きめにカットすれば、油の吸収率を下げることができるともいえます。ダイエット中の方は、切り方にも注意してみてくださいね。

※具材や量、調理法によってもカロリーは異なります。

[参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、『食品のエネルギーランキング決定版! ダイエットの食品 早わかり』(女子栄養大学出版部・刊)、『第4版 いつも食べる量のエネルギーがひと目でわかる エネルギー早わかり』(女子栄養大学出版部・刊)