「冷蔵庫にマグネットをたくさん付ける」のは問題アリ? 家電のプロが注意点を解説

AI要約

冷蔵庫にマグネットを付ける場合の注意点について解説。

ドアにマグネットを付けることは電気代や性能に大きな影響はないが、ガラスドアの場合は専用マグネットを使用。

側面や背面にマグネットを付けると放熱が妨げられ、冷却効率が低下する可能性があるため注意が必要。

「冷蔵庫にマグネットをたくさん付ける」のは問題アリ? 家電のプロが注意点を解説

冷蔵庫にメモをマグネットでとめている人もいるかもしれません。しかし、使う場所によっては注意が必要なことはご存じでしょうか。

「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。

(今回の質問)

冷蔵庫にマグネットをたくさん付けています。電気代や性能に影響を与える可能性はありますか?

(回答)

一般的には問題ありません。ですが、つける場所や量など、いくつかの注意点があります。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

冷蔵庫のドアや側面にマグネットを付けて、メモなどを貼り付けたいというニーズはあると思いますが、つける場所によっては注意点があります。

まず、冷蔵庫の前面のドアにマグネットを付けることによって、冷却性能や電気代に大きな影響を与えることはありません。ただし、ドアの材質にガラスが用いられている場合、マグネットを付けることはできません。ガラスドアにマグネットを付けたい場合は、ガラスドア専用マグネットセット(専用マグネットシートとマグネットのセット)を使ってください。

冷蔵庫の側面や背面には放熱器があるため、マグネットを付けると放熱が妨げられ、冷却効率が低下する可能性があります。これにより、電気代が増えたり、冷蔵庫の寿命が短くなったりすることがあります。

側面や背面にマグネットを付ける場合は、放熱を妨げないように適度に使用し、大量に貼り付けないようにしましょう。

この記事の筆者:安蔵 靖志

ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。