親の呪縛から抜け出したい…。「自分らしく生きる一歩」を踏み出すアドバイス

AI要約

親子関係における親の評価に悩む人が、自分を変えることで新たな可能性を見出すヒントを得る。

親や身内の評価は過去の視点であり、自分次第で変わることができるという希望を示唆。

自分を変えることで自己肯定感を高め、ポジティブに未来を切り開いていくための提案。

親の呪縛から抜け出したい…。「自分らしく生きる一歩」を踏み出すアドバイス

親子関係は親密がゆえに、言いたいことが言えなかったり、距離をとりたくてもとれなかったりなど、その関係がつらく感じてしまうことも…。ここでは、女性たちのさまざまな悩みに向き合ってきた産婦人科医・高尾美穂先生に、親とうまくつき合っていくためのヒントをお聞きしました。

お悩み「親はできのよい子には明らかに優しく、私はできが悪いと嫌われて育ちました。そのせいか自分でも自分を大事にできません。なにか違うとらえ方はできないでしょうか」

親の言うことを聞く子はいい子、勉強のできる子はいい子、言ったとおりにする子はいい子…そんなふうに見られることは昔からよくあったと思います。

この方がもし独立してもいいような年代であれば、時代が変わっていっている今、親や身内の評価をいつまでも引きずるのはもったいないのではないでしょうか。これからは親や身内の方との関係性はきっと薄くなっていきますから、影響は少なくなっていきます。

また、これまでに受けた親からの評価は、あくまで人から見た評価でしかないと考えてよいのではないでしょうか。これからの人生をどう送るかに関しては、本来ご自身が決められることです。きっと自分は変われる。自分の人生は変えられる。私はそう思っています。

私自身も変わっている子と思われながら過ごしてきましたが、今なにかすごく困っているかと言われると、そうでもないんですよね。また、結局のところ、かつての自分ではなく、その後変化してでき上がった自分そのものが評価される訳です。つまり、自分で変わっていこうと思えば、いくらでも変わっていくことはできて、変わっていくか、変わらないかを選ぶのも自分次第な訳です。

この方が今の自分の状態でいいと思うのであれば、そのままでいいと思います。でも、今の状態がいまいちだな、自分を大事にできていないなと思っていらっしゃるのであれば、親や身内にされたことではなく、変えられていない自分に目を向けてみるといいんじゃないかと思います。