「あると違うんだなってわかりました」 日本の夏にアメリカ人が「必需品」と断言するものとは

AI要約

日本列島で猛暑が続く中、アメリカ人大学生が日本の夏に驚き、日傘や携帯扇風機を使う必要性を学んだエピソード。

長崎市での留学経験や日本とアメリカの異なる気候について語るレイチェルさんとブレンナさん。

日本の日傘利用率の上昇や男性の使用例も増えており、暑さ対策アイテムの必要性が高まっている。

「あると違うんだなってわかりました」 日本の夏にアメリカ人が「必需品」と断言するものとは

 連日、容赦ない暑さに襲われている日本列島。日本を訪れている外国人観光客も、木陰で休んだり、汗をぬぐったりしながら街歩きしているのをしばしば見かけます。5か月にわたって日本に留学していたアメリカ人大学生も、「私にとっては初めての暑さ」と驚きを隠せない様子。日本の友人たちを真似て取り入れたアイテムが手放せないそうです。いったい、どのようなアイテムなのでしょうか。

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 レイチェルさんとブレンナさんは、ともにアメリカ・アイダホ州の大学で学んでいる学生。5か月間の日本留学をまもなく終えるレイチェルさんの元に、タイに留学していたブレンナさんが合流し、東京散策を楽しんでいるところでした。東京では浅草寺や国立美術館などを観光し、さらにショッピングも楽しむ予定だそうです。

 留学中、レイチェルさんは長崎県長崎市に滞在していました。

「街全体がこぢんまりとしていて、囲まれているような地形で全体を見渡すことができ、居心地が良かったです。いろんな人との交流が、一番の思い出ですね」

 日本と海外の文化が混じる街としての風情もある長崎市。鎖国していた江戸時代は、日本で唯一の海外との貿易拠点でした。ヨーロッパや中国の影響を受けた洋館や教会、唐寺を街のあちこちで目にすることができます。

 ふたりの出身地であるアイダホ州は、アメリカ北西部のロッキー山脈に位置します。夏の平均最高気温は35度まで上がりますが、平均最低気温は18度と一日の寒暖差が大きい気候です。

 近年は、朝晩でも30度近い日がある日本の夏。さらに、湿度が高くじめじめとした気候ですが、ふたりはどのように感じているのでしょうか。

「アイダホはこれほど湿気を感じることがないので、私にとっては初めての暑さでした。周りの日本の子たちを真似て、常に携帯扇風機を持ち歩いて、日傘も必需品です! あると(暑さが)違うんだなって、わかりました」

 ウェザーニュースの調査によると、日傘を使用している人の割合は全国平均で33%。5年前と比較して10%も増加しているといいます。最近では、男性が使用している姿を目にすることも増えました。レイチェルさんは身をもってその効果を理解したようです。

 まもなくアメリカに戻るというレイチェルさん。長崎で交流していた人たちとの再会ためにも、また日本を訪れてほしいですね。