「ちょっと、大丈夫じゃない…」そんなときに読んで欲しい漫画に「救われる!」と、“心の角を丸くしたい”読者から共感の嵐【作者に聞く】

AI要約

「大丈夫倶楽部」は、探し物が見つからない日常のストーリーを描いたマンガ作品。主人公のもねが失くしたものを探す中で大変な状況に陥ってしまう様子が描かれている。

作者の井上まいさんは、作品を通じて「大丈夫になりたい」という願望や心の余裕をテーマに描いており、読者の心の角を丸めるような作品作りを心掛けている。

「大丈夫倶楽部」は、部屋の整理や心の整理に関するエピソードを通じて、リラックスして過ごすためのヒントを提供している作品である。

「ちょっと、大丈夫じゃない…」そんなときに読んで欲しい漫画に「救われる!」と、“心の角を丸くしたい”読者から共感の嵐【作者に聞く】

「アレ、どこいったっけ?」すぐわかる場所に置いたはずなのに、探し物が見つからない。ごちゃついた部屋を探していると、チケットの半券を発見!「これノートに貼らなきゃ」と別のことに夢中になってしまい、探していたものを忘れてしまう。「ああ、こんなことしてる場合じゃないのに!!」とイライラする花田もねは、「大丈夫の研鑽」に励む女性。大丈夫になりたくて頑張ったり、でも大丈夫になれなかったりもする日常の漫画、井上まい(@omo_mai)さんの「大丈夫倶楽部」を紹介しよう。

■部屋と住人の精神は影響し合う!?失くしたものが見つからないのは…

マンガファイブで連載されていた「大丈夫倶楽部」は電子書籍として配信され、「ちょっと、大丈夫じゃない」という状況が多くの読者に共感され人気を集めている作品である。

主人公の花田もねは、散らかってしまった自分の部屋で失くしたものを探していた。失くしたものを探す中で次々とやらなければならないことが増えていき、「大丈夫」な精神状態からかけ離れていってしまうもね。そんなもねの部屋に「人であるような人ではないような」友人の芦川さんが訪問したことで…。と話は続いていく。

作者の井上まいさんは、「大丈夫倶楽部」について、「大丈夫になりたい、ほっとしたい願望を実際に長く持て余す時期が自分にもあったため、それを作品に描いた」と語る。さらに、描くうえでこだわっている点は、「押し付けない力の入れ具合で読者の心の角を丸くしたい」という気持ちで描いているそうだ。

本作では、すっかり片付いた部屋でくつろいでいるもねだが、実際には片付いたのは半分だけ。それでも「これでいいんだ」と心の角を丸くしてくれるこの作品は、リラックスして過ごすための心の余裕を読者に与えてくれている。

取材協力:井上まい(@omo_mai)