デオドラント剤は汗をかいてから使っても効果なしってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

AI要約
外出時の汗対策についてのアドバイスデオドラント剤の効果的な使い方汗拭きシートの活用方法
デオドラント剤は汗をかいてから使っても効果なしってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

連日の猛暑で外出すればあっという間に汗だくに。そうなると汗はもちろん、同時に心配になるのはニオイではないでしょうか。「10年に一度の暑さ」とも言われる今年の夏はより、汗とニオイ問題も気になるところ。そこで、ニオイ対策として使用するデオドラント剤は汗をかいてから使っても効果がない、ってホント? さっそく、この疑問について臭気判定士資格を持つマンダムの久加亜由美さんに聞いてみました。

A:ホント

「効果がゼロ、とはいえませんが、日中汗をかいたときに、そのままデオドラント剤だけを使っても効果は発揮されにくいです」(久加亜由美さん・以下「」内同)

デオドラント剤を汗やニオイが出てから使うものだと思っている人も多いですが、本来、汗やにおいが出る前に“予防として”使用するものです。デオドラント剤は消臭剤ではなく、体臭の発生を防ぐものです。“ニオイになる前に汗を減らし、菌も減らす”こと、ニオイがない状態をキープするのが大事です。つまり、肌がキレイな状態のときにデオドラント剤を使うのがベスト。例えば夜の入浴後や朝シャワーの直後。入浴やシャワーを浴びられないタイミングでは汗拭きシート+デオドラントという方法をおすすめします。また、汗をかいて、そのままデオドラント剤だけ使用しても効果が発揮されにくいので、効果を長続きさせるためにも、一度汗とニオイのもとを拭き取ることが大事です。市販されている汗拭きシートもタイプがいろいろありますが、医薬部外品の殺菌剤入り(デオドラント効果)のものが、手っ取り早く汗とニオイのケアができるのでおすすめです」

Point

・ニオイになる前に汗と菌を減らす

・デオドラントの前に汗を拭く!

「活動量によって発汗量は変わりますが、全身でかくエクリン汗腺から出る汗は体温が上昇するタイミングで増えます。エクリン汗腺から出る汗は昼前から午後以降のほうが出やすく、就寝中は発汗量が抑えられています。走っていたり、運動を終えて止まった瞬間に汗がドッと出るという経験をしたことがある人も少なくないと思います。活動中は動いていることで少なからず風を受け、表面の汗が蒸発します。しかし、止まると気流の影響を受けなくなるため、突然汗がドッと出るのではと考えています」