365日それぞれが特別。「魔法の盆地」の美食温泉宿  山形・赤湯温泉「山形座 瀧波」

AI要約

旅をしなければ出会えない幸せのひとつが温泉です。その土地の成分やミネラルを溶け込ませて湧出(ゆうしゅつ)する温泉は唯一無二、まさにその日そこでしか入れない地球の恵みといえます。

もうひとつは食事。今回の赤湯温泉「山形座 瀧波(やまがたざ たきなみ)」がある置賜(おきたま)盆地は、四方をぐるりと高い山に囲まれて土地に栄養が集まり、寒暖差が大きい気候が豊かな食材をおいしくしてくれることから「魔法の盆地」と呼ばれています。宿のダイニング「1/365」のコンセプトは“今ここでしか”。刻々と変わる置賜の旬を味わう、毎日が特別メニューの美食です。

瀧波の母屋「毘龍軒(びりゅうけん)」は、400年前に上杉家の山守を務めた大庄屋の曲がり屋を移築してリノベーション。ロビーは木目を生かした杉板の床で、フリーフローのドリンクコーナーがあり、山形市のオーロラコーヒーやフルーツジュース、ビール、夜は日本酒やウイスキーなど滞在中いつでも楽しめます。

365日それぞれが特別。「魔法の盆地」の美食温泉宿  山形・赤湯温泉「山形座 瀧波」

旅をしなければ出会えない幸せのひとつが温泉です。その土地の成分やミネラルを溶け込ませて湧出(ゆうしゅつ)する温泉は唯一無二、まさにその日そこでしか入れない地球の恵みといえます。

もうひとつは食事。今回の赤湯温泉「山形座 瀧波(やまがたざ たきなみ)」がある置賜(おきたま)盆地は、四方をぐるりと高い山に囲まれて土地に栄養が集まり、寒暖差が大きい気候が豊かな食材をおいしくしてくれることから「魔法の盆地」と呼ばれています。宿のダイニング「1/365」のコンセプトは“今ここでしか”。刻々と変わる置賜の旬を味わう、毎日が特別メニューの美食です。

■連載「楽しいひとり温泉」は、国内外の温泉をめぐり、温泉・自然・食で美しくなる旅を研究する筆者が、テーマごとにひとり温泉にぴったりなお宿を紹介します。

瀧波の母屋「毘龍軒(びりゅうけん)」は、400年前に上杉家の山守を務めた大庄屋の曲がり屋を移築してリノベーション。ロビーは木目を生かした杉板の床で、フリーフローのドリンクコーナーがあり、山形市のオーロラコーヒーやフルーツジュース、ビール、夜は日本酒やウイスキーなど滞在中いつでも楽しめます。

「KURA02」の部屋は、白壁の米蔵をリノベーション、大きな窓から中庭を眺めるリビングは桜材の床にポップなカラーの北欧家具が置かれ、自宅のようなくつろぎのひとときを過ごせます。2階は琉球畳のベッドルームで隠れ家の雰囲気です。

部屋専用の露天風呂は蔵王石をくりぬいた大岩風呂(冒頭写真)。生まれたての源泉を湯船の底から注ぎ入れることで、空気に触れずに新鮮な湯の魅力を楽しめるよう工夫されています。

大浴場も同様に十割源泉(源泉100%)にこだわった設計。適温でここちよく入れるように湯守が調整しています。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉、pH7.3の中性でとろりとやわらかな感触。硫黄で血行促進し、塩で保温保湿、体の巡りがよくなってたまった疲れが流れていくようです。深めの湯船に首まですっぽり浸るとふわっと硫黄が香って癒やされます。