2024年「中秋の名月」9/17…近くに土星も

AI要約

2024年9月17日は、中秋の名月であり、今年は満月と1日ずれたが、中秋の名月の近くには土星が見えるという。

中秋の名月は太陰太陽暦の8月15日の夜に見え、2024年は9月17日になる。次回中秋の名月と満月が同じ日は2030年。

お月見の習慣は収穫祭として親しまれ、近くに土星が見えるため、土星もお月見の際に注意するよう呼び掛けている。

2024年「中秋の名月」9/17…近くに土星も

 2024年9月17日は、秋の風物詩「中秋の名月」。今年は翌18日が満月と1日ずれたが、中秋の名月の近くには土星が見えるという。お月見の時間帯の気温は下がらず、東日本や西日本の太平洋側、東北南部、北海道の道東などでは、雲は多少あっても「中秋の名月」が見られるところが多くなりそうだ。

 「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、2024年は9月17日。ここ数年、中秋の名月と満月は同じ日となっていたが、2024年は翌18日が満月と1日ずれた。このように日付がずれることはしばしばあり、国立天文台によると、次に中秋の名月と満月が同じ日付になるのは2030年になるという。

 ウェザーニュースによると17日は、東日本や西日本の太平洋側、東北南部、北海道の道東などでは、雲は多少あってもが中秋の名月が見られる所が多くなる予想。ただし、北海道の道南や東北北部、北関東・甲信、山陰などで雲が広がりやすい見込みで、お月見にはあいにくの曇り空となる可能性も。また、大気の状態が不安定なため、午後は各地で夕立やゲリラ雷雨の可能性があり、その雲が夜になっても空を覆うことがあるため、内陸の地域はこの雲次第になりそうだとしている。

 お月見の習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われているが、一般には、秋の恵みに感謝する収穫祭として親しまれるようになったそうで、豊作祈願として芋をお供えしたことから中秋の名月のことを「芋名月」と呼ぶこともある。

 国立天文台は、2024年の中秋の名月は、近くに土星が見えるため、お月見の際は、土星も気にとどめてみてほしいと呼び掛けている。ただし、月が明るいため土星(0.6等)はやや見づらいかもしれないという。